感染予防のため、にできること。

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感染予防のため、にできること。

友人が教えてくれた予防医学協会から出ている冊子にこちらが載っていて、とてもわかりやすくて皆さんにシェアしたいと思います。
これを執筆した方は国立国際医療研究センター 特任研究員の堀成美さんという方。

『新型コロナウィルス騒動で分かった3つのこと』

〈その1 〉
2019年12月末、中国がWHOに「原因不明の肺炎の人が増えている」と報告しました。しかし、原因が「未知のウィルス」であったのはほんの数日で、すぐに新しいタイプのコロナウィルスと判明しました。
昔に比べて、病原体が何かを分析するスピードが上がっていること、皆で協力する体制がつくられていることがわかりました。

〈その2〉
最初に流行が確認された中国の武漢市の様子をインターネットの動画で見た時、私たちは当初、「とても怖いウィルスなのかもしれない」と思いました。「重症な人がたくさんいる」と感じたからです。
新しい感染症が流行するときは“致死率”は高く出ます。計算の際に分母は重症な肺炎の人、分子は死亡した人となるためです。
病院に来るのは重症な人が多いこともわかっています。しかし時間が経つにつれ、「病院には来ないような軽い症状の人」がたくさんいることがわかりました。そうすると致死率が低くなります。
いつもと同じパターンであることがわかりました。

〈その3〉
高齢者や持病がある人を除いて、ほとんどの人は重症にならないことがわかった後も、テレビを見ていて不安な日が続きました。不安なのに不安な情報を探してしまい、気持ちもからだも元気を失い「このままだと感染したら重い症状になってしまうかも」 とさらに不安になりました。
これではウイルスに負けてしまう!そこで、不安情報を探すのをやめて、できる予防をやってみようと思い始めて気づきました。
ウイルスに勝つための対策はいろいろあったのに、十分やれていなかったことに。

〈まず私たちがすべきこと〉
「咳やくしゃみをする時は、手や周囲が汚染されないように注意する」
「熱や咳の症状がある時は休む、人混みに出かけない」
そして思います。体調不良の人が周囲にいた時、安心して休めるための環境を作れていただろうか、食事や飲み物がなくて困っていなかっただろうか。
また同じような感染症は流行します。その時には今よりもっと強い私たちがいますように。

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家にずっと篭っていると情報源が大体TVなので、コロナウィルスについてやっている番組を見てるとだんだん気鬱になってきますよね。
これから最低でも2年はこのウィルスと付き合っていくのに、気持ちの持ち方、対策を今一度原点に戻そうと思った文章でした。
いつかはコロナウィルスは無くなるけど、また同じようなウィルスが来るのかと思ったら、その準備としての期間なのかもしれないし、上の表にある事を国民全員が習慣化できたらだいたいのウィルスに対応できるわけですよね。
やはり、1人1人が意識をもって協力していかないと社会は成り立っていかないという事も改めて考えさせられました。

シラカワ