別府へ

先日、別府へ移住したお客様のところへ遊びに行ってきました。

久しぶりの再会でしたが、表情や言葉の端々から「今、とても充実して暮らしているんだなぁ」というのが伝わってきて、こちらまでうれしくなるほど。

3日間、あちこち案内していただいたのですが、そのどれもが心に残る場所ばかりでした。

まず連れて行ってもらったのが、観光地というより「知る人ぞ知る」ような山奥の滝。

 

ちょっとしたハイキング気分で歩いていくと、誰もいない静寂の中にゴォーッという水の音だけが響いてきます。

目の前に現れた滝は、もう圧巻。

豪快で、力強くて、少し立ち尽くしてしまうほど。

自然のエネルギーって、ただ眺めているだけで胸の奥がすっと整うような不思議な力がありますね。

次に訪れたのは 龍岩寺

ここで驚いたのが、楠木から彫られた三体の仏像があるということ。階段200段は登ったかな?!

「こんな山奥になぜ…?どうやってここまで運んだの…?」

説明できない不思議さと神秘性があって、しばらくその場から動けなかったほどです。

山と仏像、そして静けさが溶け合った空間で、とても特別な時間を過ごしました。

龍岩寺の近くを車で通ったとき、偶然見つけた 竹苔窯という陶芸工房。

気になって訪ねてみると、ちょうど 窯焚きの初日

1000度を超える窯の熱気を間近で感じながら、作品がどんな表情に焼き上がるのか想像してワクワクしました。

工房には素敵なお皿やカップが並んでいて、作り手さんの温もりが伝わってくる空間でした。

 

そして、別府に来たら外せない 泥温泉(拘泥温泉)

身体がふわっと軽くなる、あの独特の湯質は本当に別格。

何度入っても「いやぁ〜、やっぱり別府だな」と感じます。

温泉だけの街だと思っていたけれど、今回いろんな場所へ連れていってもらって初めて気づきました。

別府って、自然が豊かで、静かに癒されるスポットがこんなにも多いんだ、と。

3日間ずっと案内してくださったお客様には、感謝しかありません。

忙しい中、お付き合いいただいて、本当に楽しい時間でした。

移住生活が充実しているのを見ると、「その人らしい場所に出会えるって、すごく幸せなことだな」としみじみ思いました。

別府の自然に癒されて、温泉で整って、そして何より人の温かさで心が満たされた旅。

また遊びに行きたいと思える、大切な3日間でした。

 

シラカワ