鳥取へ

久しぶりに鳥取へ行ってきました。

気づけば鳥取に来るのは 20数年ぶり。懐かしさと新鮮さが一度にやってきたような、不思議で心地いい旅になりました。

最初の目的はもちろん “蟹”!鳥取といえば、やっぱり 松葉ガニ今回は思いっきり堪能してきました。食の幸せって、こういう瞬間のことだな、としみじみ。

まさに「蟹づくし」という言葉がぴったりの夜でした。

今回の旅の目的のひとつが 砂の美術館

テーマごとに完全に入れ替わる展示で、毎回違う世界が広がっています。

近づくほど驚くほどの精巧さで、「これ全部、砂⁉︎」と思うような繊細さと迫力。

陰影のつけ方や質感の再現が見事で、作品の前に立つと時間を忘れて見入ってしまいました。

アートとしての完成度も高く、砂という儚い素材でここまで表現できる技術と発想に感動しました。

初日は晴れていたので大山へ。

ロープウェイに揺られて山を上っていくと、目の前に広がったのは鮮やかな紅葉のグラデーション。

赤や黄色が風に揺れて、季節がまるごと迎えてくれたような景色でした。

続いて訪れたのが とっとり花回廊

季節の花々が広大な敷地に咲き誇っていて、歩いているだけで気分がふわっと明るくなる場所です。

特に印象的だったのが、真っ赤なサルビア畑

赤、緑、空の青——そのコントラストがあまりにも美しくて、思わず何枚も写真を撮ってしまいました。

そして、久しぶりの 鳥取砂丘 は、以前来たときの記憶よりもずっと整備されていて驚きました。

ハイキングコースが用意されていて、風紋スポットなど、自分で好きなルートを作れるのも楽しいところ。

広がる砂の景色の中に身を置くと、海と空の青さが際立って、自然のスケールを全身で感じることができました。

そして鳥取旅のもう一つの楽しみが 道の駅の多さ

地域の魅力がぎゅっと詰まった場所があちこちにあって、つい寄り道を重ねながらのんびりドライブ。

新鮮な農産物や特産品を見ているだけで楽しい時間でした。

20数年ぶりの鳥取は、食も自然も想像以上に魅力的で、旅の満足感がぎゅっと詰まった3日間でした。

松葉ガニの余韻を思い出しながら、今でも思わず笑ってしまうほど。

また季節を変えて訪れたい場所が、ひとつ増えました。

 

シラカワ