4日目〜その1〜

4日目は知床から釧路まで9時間の観光タクシー。

まづは『さくらの滝』。

この滝は高さ2.5mの滝で、春には桜が咲き、6月から8月にかけてサクラマスが滝越えのジャンプを見せてくれます。 サクラマスとは渓流の女王といわれるヤマメ(北海道ではヤマベといいます)が海に下り大きく成長して再び産卵のために川にもどってくるサケ科の魚で日本では日本海側と北日本の河川に遡上が見られますがこれだけ大きな滝をジャンプする場所は世界的にも珍しいみたいです。
そして力強さとタイミングと場所、それと運を味方につけ滝越えに成功する魚はわずかで、一生懸命ジャンプする姿は感慨深いものがありました。
またジャンプし始めの6月は魚体は銀色に輝き、産卵が近付く8月には徐々に桜色に変わっていきます。 そして9月には産卵を終え、他のサケと同様、命を次の世代に引き継いでいくそうです。機会があれば夏にもう一回来てみたいです。

そして次は『神の子池』

摩周湖からの地下水が湧き出ている山の奥にある池で、摩周湖(カムイトー=神の湖)の伏流水からできているという言い伝えから「神の子」池と呼ばれています。

周囲220m、水深5mの小さな池で、 水が澄んでいるので底までくっきりと見えます。
水温が年間通して8℃と低く、倒木が青い水の中に腐らずに化石のように沈んでいます。 その景観は何ともいえない不思議な美しさでした。

そして次はクッシーで有名になった『屈斜路湖 砂場』へ

火山活動によって形成された屈斜路湖の東側を通る道道52号=クッシー街道沿いには、温泉が点在しています。その名の通り、湖水縁の砂を10㎝ほども掘れば、あたたかい温泉に触れることができ、自分だけの手湯・足湯を作ることもできるそうです。

余談ですが、観光タクシー小林さんはほんと自由な方で、前の2箇所の説明はほぼ無く、到着する寸前に「はい。ここがさくらの滝でーす。」って言うくらいだったのに、屈斜路湖へ行く道中では、(あ、屈斜路湖の説明もほぼ無かったですね。笑)大鵬の実家がここら辺で、大鵬のグッズが販売してるお店だとか大鵬博物館など小林流の観光案内で、私たちにとってはあまり興味ない情報盛り沢山という、なんかトンチンカンで楽しかったです。

次は『開陽台 展望台』

標高270mの台地にあります。そこからあたりを見渡すと、「緑のじゅうたん」とも表現されるような牧草地帯が一面に広がります。あいにく小雨が降り出してはっきりくっきりとはいきませんでしたが、新緑の時期でもあり、濃淡ある緑がとてもキレイで、晴れてたらずっと見れるなってくらい雄大な景観でした。

なかなか写真じゃ伝わらないダイナミックな景色、素晴らしかったです。

後半へ続く

 

シラカワ